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PROFILE

江戸切子マスターKIRIKO
江戸切子マスターKIRIKO

創業70年になる江戸切子工房を生業とする家族に生まれる。一時、家業から離れ社会科教師として仕事をしていたがふと家業は「自分しかできない仕事だ」と奮起しあっさり転職・・・のようなことを何回か続け「これで最後の出戻りだよ」といわれてからは10年、江戸切子道を追求しビジネスを展開。コラボ、スクール、酒倶楽部、酒蔵大学プロジェクトなど多数。

2016年春からはKIRIKOの「東京オリンピック前に知っておくとお得な江戸切子セミナー」も開催。こちらは随時ご案内しています。

マスターの使命は「江戸切子という技を用いて人々を幸せにすること」です。

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Edokiriko Master KIRIKO / 江戸切子マスターKIRIKO

そもそも江戸切子~江戸切子デザインはどのように生み出されるか~

紋様に関しては

以前にもお話ししましたが

 

今回はデザインに関してさらに。

 

この下の紋様は「糸菊つなぎ」なんですが

よーくよーく見てください。
糸菊つなぎ①

 

ラインが

縦 横 斜め

 

の繰り返しなのがわかりますよね。

 

次にこちらのデザイン。

玉市松

玉市松。これも

縦、横の繰り返しです。

 

江戸切子の紋様は

「まっすぐなライン」の繰り返しが多い

というのがわかります。

 

それはなぜか。

IMG_0907

 

答えはグラインダーというこの道具が

まっすぐのラインを引くための道具であるからです。

 

回転している円の道具は直線ラインを引く道具であるのです。

 

江戸切子のデザインには

限界がある…と思っていたのですが

 

下のデザインを見てください。
米つなぎ

 

「米つなぎ」はまっすぐかといえば、

直線ではなく

ふっくらラインです。

 

この下のデザインも見てください。

華硝花器②

かなり大胆な曲線ラインが使われています。

 

これらは華硝で作った紋様・デザインですが

 

グラインダーという道具の限界を超えて生み出した技があってできたものです。

 

伝統を超えたデザイン

 

ということになります。

 

うちの作品のデザインは

 

デザイナーなし

 

自分で全部職人さんがデザインなのですが

 

それは

 

技の限界を超えないと新しいデザインが見えないから

 

と考えているからです。

 

よく職人さんが

 

デザインに関して自信なくデザイナーさんがいないとだめなんだ

 

と自虐的になっているのを見かけますが

 

私はもっと

 

作り手さんが自信を持ってほしいと思ってます。

 

事件は会議室じゃない現場で起きてるんだ

 

とは某有名な刑事さんの言葉ですが

 

本当にその通りだと私も思っています。

 

技から生まれるデザイン

 

大事にしたいです。