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PROFILE

江戸切子マスターKIRIKO
江戸切子マスターKIRIKO

創業70年になる江戸切子工房を生業とする家族に生まれる。一時、家業から離れ社会科教師として仕事をしていたがふと家業は「自分しかできない仕事だ」と奮起しあっさり転職・・・のようなことを何回か続け「これで最後の出戻りだよ」といわれてからは10年、江戸切子道を追求しビジネスを展開。コラボ、スクール、酒倶楽部、酒蔵大学プロジェクトなど多数。

2016年春からはKIRIKOの「東京オリンピック前に知っておくとお得な江戸切子セミナー」も開催。こちらは随時ご案内しています。

マスターの使命は「江戸切子という技を用いて人々を幸せにすること」です。

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Edokiriko Master KIRIKO / 江戸切子マスターKIRIKO

そもそも江戸切子~江戸切子の工程を見てみよう~

江戸切子は

 

江戸の紋様を用いたガラス工芸

 

という話を今まで書いてきましたので、今度は

 

工程について。

 

どうやってこの繊細なカットは出来上がるのか。

 

まず最初はこの素材の形からです。

IMG_0973

 

江戸切子は2つの大きな工程にわかれています。

 

一つは吹きガラス。

硝子の成型です。

いわゆる、竿にガラスの種をつけて成型する方法です。

こちらです。
田島硝子 工房の様子

 

もう一つは、カットすること。

吹きガラスに紋様をカットすること。

こちらの技術です。

IMG_0907

 

うちの会社はこの「カット」専門です。

この工程、

吹き=火を使う

カット=グラインダーの回転の熱をさげるためにいつも水を使う

ということで

 

ホット(熱)とコールド(冷)の工程と呼ばれています。

江戸切子ができるまでに二つの相反する工程があるんですね。

 

吹きガラスは江戸硝子というこちらも伝統的工芸なので、

うちの技術ではなく、別の職人さんたちが行っています。

伝統工芸は、実は一貫してすべてをこなせる工程になっていないものが多いといわれています。

 

例えば、漆器も

生地を作る人、生地を塗る人、別々です。

 

一人だけに儲けさせないようにするためだった

と言われています。

また技術流失もできないように、すべての工程をできないようにしていたということもあります。

 

こうした話を聞くと、伝統工芸は、各大名(藩)の大事な財政源で、

技術を持った職人さんの存在が大事だったというのがよくわかります。

 

江戸切子には二つの大きな工程がある

 

というのが本日のお話です。

 

次回は、カットの細かい工程を説明します。