
江戸切子はここからはじまります。
これが素材ですが、一見すると
葡萄色(紫)です。
でも、この中は「白い(透明)」のガラスになります。
白いガラスの上に色のガラスを被せています。
そのためこのガラスは「色被せガラス」(いろぎがらす)と呼ばれます。
この後は
この「割り出し」という機械を使います。
ここで
縦線、横線を引きます。
こんな感じです。
「方眼紙」のような役割ですね。
これが「下書き」になります。
出来上がりがこれ。
これで「下書きは終了」です。
もうダイレクトにカットに入ります。
このことに驚かれる方が非常に多いです。
「カットのラインは下書きをなぞるのだと思っていた」という方が多いです。
うちの社長とか
「なぞるほうが難しいだろう」とよく話してます。
確かに、意識が「うまくなぞろう」になってしまうと、ラインのシャープさなくなるかもしれないです。
「リズムでカットするんだ」
とよく社長(父ですが))はいいます。
そんなカットのお話はまた次回。