Hanashyo Project Report

職人によるセミナー・イベントとは職人が自ら発信し、自分たちの作るものの価値をお客様に伝える場。連携で直接発信することによって、つくり手とお客様が「もの」を作り上げ、新しい日本文化を発信していく共通の認識を持つことができます。

イベント写真

これまで開催してきたセミナー・イベント

  • 2009年
    「職人が自ら伝える場が欲しい」というきっかけ
    7月
    第1回 テーマ「日本の伝統文化のリアル」開催 株式会社大直共催
    ⇒自分たちプロデュースで和紙と切子のセミナーを開催
    9月
    第2回 テーマ「江戸切子解体新書」開催
    協力:長野県飯山市内山紙
    ⇒江戸切子の工程・紋様に関するセミナー
    和紙とのコラボ展示
    11月
    「お客様とおもてなしするイベントを開催したい」
    第3回 テーマ「技×発想×連携=五感刺激」
    協力:辻与製陶所/尾畑酒造/料理研究家(宮内祥子)
    ⇒有田焼と日本酒の会社との連携で展示・セミナーを開催
    有田焼と江戸切子のコラボらんぷの発表
  • 2010年
    「次世代の伝統文化の在り方=職人+市民連携を目指す」
    4月
    有田焼と江戸切子のコラボブランド開始。
    豊岡柳と江戸切子・有田焼のセットの試作開始。
    7月
    第4回 テーマ「日本の文化を楽しむということ~春の和の巻~」
    協力:尾畑酒造/アロマセラピスト(池谷香)/図案塾講師(山口貴実代)
    ⇒市民の方の協力を得て江戸切子で楽しむ日本酒のセミナーを開催
    7月
    第5回 テーマ「日本の文化を継承するということ~技・発想の新たな融合~」
    協力:辻与製陶所/豊岡柳/三根製茶/アロマセラピスト(池谷香)
    酒学講師(大西美香)/蒔絵師(宮森昭宏)
    ⇒有田焼・豊岡柳とのコラボ作品の展示・セミナー
    日本文化に関わるプロによるセミナー

事業者の声・成果

辻与製陶所

http://www.yozan-kiln.com/

安政年間創業。有田において御用焼を営む「辻家」の出で、当代は6代目。磁器から焼き締めまで幅広く制作。社外デザイナーなどとのコラボレーションも多数。

イベントの良かった点は?

自社だけでは出来ない、展示ができました。それぞれの分野のプロフェッショナルが集まることで、とても魅力のある展示会になったとも思います。今まで気が付かなかった新しい発見があり、今後のモノ造りに活かせると思います。

職人が直接発信することの良かった点は?

造る工程を写真つきで説明したり、仕事道具を展示したのは初めてでした。皆さんが焼き物への興味を深めてくれるきっかけ作りができてとても良かったです。こうした取り組みは、今後伝統工芸に必要と感じました。また、私のような消費地から遠く離れた場所にいる造り手にとって、造ったモノがどう評価されるか、どんなモノが必要とされているのかを直に感じられる場はありがたいです。職人が直接発信することは必要だと感じました。

イベント参加による成果

  • ・工房へ直接5組の訪問
  • ・イベント時の注文5件
  • ・展示会への来場者増加
  • ・有田焼と江戸切子のランプ2台完売