- Color
- ピンクグレー
- Size
- 直径 6.4cm 高さ 7cm
- Price
- ¥77,000(税込)※1個
- Design
- 糸菊つなぎ
- 籠目
- (紋様の説明はこちら)
一点物にこだわる
その理由とは?
華硝が手のかかるプレミアムな一点物を制作しお客様に迅速にお届けできるのはなぜでしょうか?それは、華硝の特徴である精緻で美しい紋様を速く正確にカットできる技術、また透明度の高い輝きを手作業で実現できる技術など、独自の制作メソッドを確立してきたからにほかなりません。華硝にしかできない高い技術が、このようなプレミアムな作品の制作を支えているのです。
私たちがプレミアムな一点物の制作にこだわるのには理由があります。現代の私たちの生活は大量生産された便利なもので溢れかえっており、みなが使っているものを受動的に受け入れ使うことに慣れきってしまっています。しかし、心のどこかでは、自分だけの大切なもの、自分にとって心地よさを提供できるものとの出会いを探し求めているのではないでしょうか。私たちがお届けしたいものとは、そのような“あなたにとって本当に価値あるもの”との出会いなのです。
この作品を待っている方がいる。このようなお客様と作品との出会いを想像することこそが作品作りの一番の原動力です。そんな職人の想いを集めたプレミアムアイテムから、あなたにぴったりな作品との出会いがありますように。
宙吹きとは、熔解炉で高温に熱せられた硝子を吹き竿の先に巻き取り、職人が直接息を吹き込むことにより中空成型していく技法です。型を使用しないため、それぞれ形の異なるものが出来上がります。華硝では、個々の宙吹き硝子の特徴を見極めた上で、その形状に最適な独特の紋様を施すことにより、世界でたった一つの芸術性の高い江戸切子として仕上げていきます。
米つなぎの紋様は華硝のオリジナル紋様です。米粒がつながっている様子を表現した規則的な紋様です。稲穂・米俵の紋様は古くからありますが、「米粒」のデザインはありません。日本では古来から「五穀豊穣」への祈り、特に稲の豊作を祈り、収穫に感謝する心がベースになっており、稲は「繁栄」の象徴として紋様にも描かれてきました。そこで、弊社では、「繁栄」の意味を込めて、究極のシンプルなカットで華硝独自の華やかさを表現したいと、二代目熊倉隆一が米粒そのものの形に見立てた斬新な紋様を考案しました。
2008年には米つなぎのワイングラスが洞爺湖サミット贈呈品として用いられました。また国連の事務総長への贈答品にも、一国の首相への贈り物としても用いられております。連続した技のために、一度、席を外してしまうと、手加減が変わってしまうということで、この作品の制作の際には、高い集中力を持って、いっきに作品をつくり あげていきます。微妙に一つずつの粒の大きさを手の加減で変えています。それが美しく見える秘訣なのです。