日本のお酒から発想する江戸切子の器展を開催して考えたこと~職人の言葉~
2016年11月30日
今回の
「日本のお酒から発想する江戸切子の器展」を開催しまして
あるスタッフが言っていたことが印象的でした。
「モノ作りからモノ作りへのバトンタッチをされた緊張感があった」
どういうことかといいますと
日本酒の原料のお米をまず作る人がいて
それをお酒にする人がいて
そのお酒を味わって江戸切子を制作する人がいて
その江戸切子のガラスをつくる人がいて
お酒を美味しく飲んでくれる人がいて。
人から人へとずっとつながっていて
その連鎖の中の一つに自分がいて
だとすれば、
すごくいいものをつくって
良い形でバトンタッチをしていきたいと。
私が企画を立てましたが
そこまで深くは考えておりませんでした。
やはり、ものづくりに、江戸切子づくりに直接従事する人だからこその言葉なのだと思います。
そんな観点で今回の展示会はお楽しみいただけると
さらに深い視点で御覧いただけるかもしれません。
12月11日まで開催をしております。
酔仙酒造さんの多賀多の味をイメージしたぐい吞み。お米の形に繊細な江戸のデザインで和を表現してます。