この日本酒にはこの江戸切子だ!~ 雪逍遥 千代寿 千代寿虎屋株式会社~
2016年6月1日
夜しんしんと静かに雪が降る。
ゆっくりと積もる雪。白い世界。銀色に光る雪。
グレイの空から白い雪が地上に舞い降りる。
優しい雪。
・・外は本日28度です。5月なのに既に夏。
雪?このところ東京ではほぼ積もったのを見たことがないです。
子供のころは雪降るとそりやったんですけどね、東京なのに。
本日のお酒は
千代寿虎屋株式会社さんの雪逍遥 純米吟醸しぼりたて生酒
です。
水色のボトルが優しい印象。
ボトルの透明感が冷たい雪を表現していて素敵です。
そして、一口いただきまして
上のような
夜の雪の中に一人たたずむ私。
をイメージしてしまいました。
一瞬にして初夏の景色から白銀の世界へといざなってくるお酒でした。
雪もやさしい雪。はらはらと雪が舞うような静かにしみわたる味です。
そして、これは自分の勝手なイメージなのですが
雪なのになぜか白い銀色の蝶々が舞う様子も思い浮かびまして。
雪なのか蝶々なのかわからない
キラキラ光るものが空から降りてくる感じ。
静かな優しい味わいの中にはっとするほどの芳醇さと華やかな香りがあるからかもしれません。
本日のぐいのみはやはり
ボトルにあわせて水色。
でもすっきりだけではなく妖艶な味があるのを表現したいということで
水色に桜色のグラデーションの優しい色合いに。
麻の葉の模様がアップになると
雪の結晶
のようにみえます。
日本酒は
ぐいのみ1杯から想像の世界へといざなってくれることがあります。
今回の雪逍遥は
夏に飲んでも
雪の世界が見える。
そんなお酒です。
海外の人に紹介するときに
「日本酒は想像の世界へ連れて行ってくれるんだよ」
ってお話ししたいですね。
今回のお酒は
「雪景色が見えるお酒だよ」って言ったら
びっくりすると思うんですよね。
ぜひ熱い夏に雪のお酒を。