紋様から発想する技について
2017年11月22日
しばらく商品開発の考え方を書いてきましたが
今年、華硝で一番大きく考え方が変わったのが
「紋様」を意識するようになったことでした。
「紋様」には
一つずつ意味があること
その「紋様」を実現するために
技術を身につけること
これが江戸切子の技作品をつくるために大事なことである
ということを華硝で共通認識するようになったことが一番大きいです。
着物でも、塗り物でも、それぞれに
日本の文化を表現した紋様があって、
その時代時代でみんなが良いと思ったものが残っていき、その技が継承されていく。
技があるから、紋様ができて
紋様があるから技が磨かれる
これが伝統工芸の真髄であると私は思っています。
全然、別の話なんですが、
実はブログを書くときに音楽を聴いているのですが、
ほぼ私はジャニーズの音楽を聴きながら書いていて、
一番ノリがよく書けるからなんですが
ジャニーズの歌の歌詞は
「君」と「僕」が多くて
「君を守る」とか「僕が君のそばにいるよ」といった内容が多くて
日常に大人になってしまうと
素敵な男の子に「君」といわれる場面も
「僕が守るよ」といわれる機会なんて絶対になくて
でも、言われたらうれしいという
ファンタジーがそこにあるなと感じていまして、
つまり、
ファンタジーの世界の継承がジャニーズの世界観で、
それは時代を経ても、女性があこがれることだと思います。
(時代を超えてシンデレラや白雪姫が継承されるのと同じですね)
彼らは踊りを練習し、コンサートで表現してファンタジーを実現して
その時代時代でその世界観が継承されて、ジャニーズというブランドがつくられていっています。
全部この世界の創造物は同じだなと。
良いものは世界観があって、
継承される世界観がブランドになる
その世界観を構築するために、人は技を磨き上げる
創造性のある仕事は面白いなと思うようになり書きました。