NC旋盤加工と江戸切子
2018年4月17日AIの話が続きますが AIの話の前に、 NC旋盤加工で江戸切子をつくる といったことがかつて流行った時期がありました。 NC旋盤加工で江戸切子とは シンプルにいうと 紋様を数値化して機械におぼえさせ、カットを機械にさせる というまさに AIの元祖的な方法。 これをやれば、 職人さんなしでも大量の江戸…
ブルーカラーの子供はかわいそう?
2018年4月16日忘れもしない、私が小学生4年生のとき、 同級生のお母さまに 「うちはホワイトカラーだけど、 あなたはブルーカラーの子供だから、将来大変よね~」 と言われたことがありまして、 今、そのお母さまに言いたいですね。 「今、あなたどうしてますか?」 30年前はそんな価値観でした。たしかに。 職人さんの子供…
イケてる職人と江戸切子
2018年4月12日AIという言葉をよく聞くようになってから 私のビジネスのテーマの中のひとつに AIと手仕事 があります。 AI化が進めば、職人の技はいらないかも。 だって、3Dプリンターで同じものがつくれるんでしょ。 と言われがちなんですが それって 全然、逆ですから と言いたい。 以前にも書きましたが デザイナー…
オリジナルな欲望と伝統工芸①
2018年3月13日ブロガーのちきりんさんの本をよく読みます。 「ゆるく考えよう」という本を迷ったときや悩んだときによく読むのですが その中に オリジナルな欲望の大切さが書かれています。 モノを売る企業は 自分たちの製品を売るために、 「これを持っていないとだめなんでよ」 「これを持っていない人は仲間外れですよ」 と、…
紋様から発想する技について
2017年11月22日しばらく商品開発の考え方を書いてきましたが 今年、華硝で一番大きく考え方が変わったのが 「紋様」を意識するようになったことでした。 「紋様」には 一つずつ意味があること その「紋様」を実現するために 技術を身につけること これが江戸切子の技作品をつくるために大事なことである ということを華硝で共通認…
商品開発その7
2017年11月15日1点物にチャレンジする。 世界に一つしかないデザインにチャレンジすることで新しい発想を常に学べる 次のレギュラー商品づくりへのヒントがたくさん生まれる。
商品開発その6
2017年10月15日オリジナルの紋様を組み合わせてみる。 糸菊つなぎ 米つなぎ 華吹雪 3種類。
商品開発その5
2017年8月11日異素材とのコラボを考える
商品開発その4
2017年4月8日まず自分で使ってみる
商品開発その3
2017年4月7日自分が欲しいと思ったものを提案する。 日本酒を飲むとき、徳利より気軽に飲みたいということで制作した 片口酒器。
江戸切子商品開発その3
2017年4月6日底のデザインにこだわる。特にぐい呑み。 お酒を飲むと中を一番見ることが多いので。
商品開発その2
2017年4月5日華硝ではオリジナルの形のグラスづくりにかなりこだわってます。 酒飲みスタッフで制作した酒グラス。 大きさと持ちやすさで人気です。
商品開発で大事なこと その1
2017年3月21日話は戻って「商品開発」について 華硝の商品開発で一番大事なのは お客様の声。 この作品はお客様が「欲しい」とリクエスト。 持ちやすい モダンなデザインをとのことでできました。
なぜ職人さんは減る一方なのか。華硝的考察。
2016年9月11日閑話休題。 商品開発の前に 職人減少傾向について。 伝統工芸の成り手がいないという話はずっとあります。 うちの祖父の代には40社くらい江戸切子関連の工房があったようですが 今はきちんと会社として運営できているのは 10社くらい。 それも9割が従…
儲かる伝統工芸ビジネスへのチャレンジ~直販システムのつくり方 その11~
2016年9月10日営業チームの話。 たいていの伝統工芸の事業では 委託販売 つまり外部の問屋さんを通して 百貨店やセレクトショップで販売するので 営業さんが一人とか 基本 営業さんは問屋さん相手の営業です この間ある伝統工芸の会社さんと話していたら…
儲かる伝統工芸ビジネスへのチャレンジ~直販システムのつくり方 その10~
2016年6月28日営業部チームの話の前に 商品開発のお話をしたいと思います。 華硝の商品開発とはどのような流れか? 弊社はお客様へダイレクトに商品を販売するために お客様が好きなものってなんだろう?が第一です。 たとえば、ぐいのみのデザインを新しくしようとするときには…
儲かる伝統工芸ビジネスへのチャレンジ~直販システムのつくり方 その9~
2016年6月17日儲かる伝統工芸チームづくりの秘訣は一つ いかに職人さん心を出さないようにするか です。 職人さんの仕事のはずなのに・・・と思われると思いますが 職人さん魂では ビジネスとしての伝統工芸は難しくなります。前回にも書きましたが 俺のつくりたいも…
儲かる伝統工芸ビジネスへのチャレンジ~直販システムのつくり方 その8~
2016年6月14日チーム華硝。 という考え方ができてきたのは3代目 熊倉隆行が作品づくりが伸び、若い社員が増えてきたことからでした。 ここで非常に私事をいえば、私のバイブルがありまして漫画でして 「スラムダンク」 どれだけこの漫画のセリフをミーティングで使わせていただいたか・・…
儲かる伝統工芸ビジネスへのチャレンジ~直販システムのつくり方 その7~
2016年6月1日インターネットすばらしき発明です。家にいながら、世界中へつながるチャンス。 何百万も広告にかけていたことが1つのホームページで自分たちの広告が自由にできること今までの権威的な価値観から自由になって、自分の信じる方法でビジネスができること 画期的でした。今では亀戸の店舗に世界中から…
儲かる伝統工芸ビジネスへのチャレンジ~直販システムのつくり方 その6~
2016年5月21日直販システムの弱点。 当時、1990年代の直販システムの弱点は商品を知ってもらう機会が少ない ということでした。 百貨店に「江戸切子」として並んでいれば通り一遍の人も知っていただく機会になりますが 亀戸の住宅街、まさか一軒家の中にお店が・・・*この住宅街はいら…
儲かる伝統工芸ビジネスへのチャレンジ~直販システムのつくり方 その5~
2016年5月14日前回は 適正価格 についてのお話しでしたが今回は「希少性」について。 この間も沖縄に仕事で行ったのですが 私は個人的に 「紅イモタルト」が大好きで、行く前からお土産必リストに載せてましたが 沖縄のどこに行っても売っていて 「まあ、…
無題
2016年3月22日適正価格とは・・・ というと難しいのですが うちの会社の場合には 自分たちで価格を決める ことができます。 当たり前のように感じることですが 問屋さんなどを通した委託販売の場合には 問屋さんへ支払う手数料 + 他の店舗での販売手数…
儲かる伝統工芸ビジネスへのチャレンジ~直販システムのつくり方 その4~
2016年3月5日どんな事件が起きたかといえば、 うちの会社にとっては 危機一髪という事件でして、 バブル崩壊後、一番、注文のあった大手ガラスメーカーが倒産しました。いきなりでした。 下請けさん大打撃でした。その後も、他のガラスメーカーさんもカットの部門がなくなってしまったり、…
儲かる伝統工芸ビジネスへのチャレンジ~直販システムのつくり方 その3~
2016年2月29日注文をくださったのはある「医療系の会社さん」でした。会社の記念品。はじめての大量注文でした。 で、問題点が。「領収書ください」・・・今までの個人名の領収書ではダメということで 「じゃあ、会社にしてください」と先方。え・・・いきなり会社、注文は欲しいし・・・。うちの両親のモットーが…
儲かる伝統工芸ビジネスへのチャレンジ~直販システムのつくり方 その2~
2016年2月23日はじまりました「こたつ店舗」。で、どうだったかといいますと・・・ ほそぼそながらお客様がいらっしゃったんです。 うちの母が近所の人に話して近所の人がまたお友達を連れてきてくれてその友達がまた、 という「口コミ」で、だんだんと人が増えていったのでした。その頃はネットもない…
儲かる伝統工芸ビジネスへのチャレンジ~直販システムのつくり方~
2016年2月20日実際直販システムの構造はシンプルです。 作って → 売る これだけですが、 直販の場合には 作ることに必要なものは、 希少性 コンテンツの充実 といった 「そこでしかできなもの」になります。 例えば、チェーン店でないレストラン。ス…
儲かる伝統工芸ビジネスへのチャレンジ~直販システムとは~
2016年2月19日うちのお店は約20年たちますが すごい場所にあります。こちら。 江東区亀戸の住宅街民家の3F.ここのみでリアル店舗は運営してます。(ちなみに工房は1F) 通販も自社通販のみ。 徹底して「直販」にこだわってます。 うちの社長が目指したのが 「…
デザイナーいらずコラボレーション
2016年1月21日そもそも華硝という会社の特徴を・・・というと 一つには 職人直接ビジネス ということがあります。 ものづくり + 企画 の2つが常に一緒になって江戸切子の店華硝の世界観をつくっています。 通常はものづくりはものづくりのみ。 経営部分はコンサルタントだったり外部の会社だったり。 職人が実際に考え経営を…
これまでの異業種連携プロジェクト
2015年12月29日2008年1月 高岡銅器(株式会社能作)と江戸切子(華硝)のコラボでランプの制作しようということになる。 2月 能作さんにて話し合い。 6月 江戸切子と高岡銅器のコラボランプ完成。 *** ポイント *** 能作社長とは同じ地域資源事業活用計画の認定事業者同士。 弊社では完全に日本製のランプの制作を…