江戸切子 伝統工芸のミライ -江戸切子の店 華硝-

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伝統工芸のミライ

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HANASHYO’S PROJECT / 伝統工芸のミライ

ここでは伝統工芸のミライについていろいろと華硝なりに考え取り組んだことをお伝えしていきます。(現在、更新していません。)

適正価格とは・・・

 

というと難しいのですが

 

うちの会社の場合には

 

自分たちで価格を決める

 

ことができます。

 

当たり前のように感じることですが

 

問屋さんなどを通した委託販売の場合には

 

問屋さんへ支払う手数料 + 他の店舗での販売手数料 などなど

 

商品価格 + 手数料

 

がかかってきます。

 

他人が売ってくれるのだからその経費ということで当たり前ですが

 

簡単に言ってしまうと

 

1万円の江戸切子が2万円で販売される

 

ということです。

 

うちの両親はその部分が納得いかないということで

 

直販にすれば手数料はない

 

1万円のものは1万円に近づけた販売ができる

 

と思ったわけです。

 

この

 

自分たちで価格を決められる

 

というのは大事なことでした。

 

うちの親はそんな大それた考え方をしていたわけではなかったようですが

 

どうしてもこの委託販売システムでは

 

売ってもらう

 

ことになってしまい、

 

製造者が一番

 

下請け

 

の立場になり、

 

一番儲からない

 

ことになってしまいます。

 

よく伝統工芸がどんどんなくなって・・・というのは

 

この儲からない いや、儲けられない

 

自分の作品の価格を自分で決めることができない

 

が原因の一つです。

 

うちは「下町かあさん営業」なので

 

「高い作品ばかりじゃあ、いろいろなお客様が来られない」

という母の考えで

 

ぐいのみ5,940円~の用意がありますが、

百貨店などで江戸切子を見ると

ぐいのみ 2万円・・・

 

直販システム

 

の良さは、自分の考えをダイレクトに伝えることができることだとも言えます。

 

と読むと、

いい話のように聞こえますよね。

 

何が大変かといえば、

 

全部自分ですべてをこなす

 

ということになるので、

 

包装も自分たち、最初は配送の自分たちでした。

 

私も、大学生のころ、飲み会の後、ほろ酔いで家に帰ると

 

「はいこれ貼ってね」

と両親にシールを渡されて

 

包装とかしてました。

 

うちの親も深夜まで包装は当たり前でした。

(そんな姿を見て、最初は会社に入りたくなかったんですけどね)

 

ヤマト運輸さんもまだこんなにシステム発達していなかったので

 

結婚式の引き出物

 

など日にちが間に合わないとあぶないものは

 

うちの父が車でホテルに届けていました。

 

ある会社さんの記念品のときには

私も桐箱の紐など結んだことがないのに、練習して何百個も深夜2時まで何日も結んだこともあります。

 

そんな日があっても、

 

やっぱり直販システム

 

があって、今の華硝になっていったのだと思っています。

 

さて、この直販システム

 

下町かあさん営業である = 親密性

ここにしかない商品づくり= 希少性

自分で価格を決めることのできる = 自主性

 

の3つが必要だと私は考えています。

 

次回は、「希少性」についてより具体的にお伝えしたいと思っています。

ぐいのみ紫ピンク
(お話しとは関連ないのですが、春なので桜色のぐいのみを。ビンテージでもうないのですが
大好きなぐいのみでした)


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