儲かる伝統工芸ビジネスへのチャレンジ~直販システムのつくり方 その7~
2016年6月1日
インターネットすばらしき発明です。
家にいながら、世界中へつながるチャンス。
何百万も広告にかけていたことが
1つのホームページで自分たちの広告が自由にできること
今までの権威的な価値観から自由になって、
自分の信じる方法でビジネスができること
画期的でした。
今では亀戸の店舗に世界中かららお客様がいらっしゃいますが
重ねて言いますが
亀戸のこんな住宅街に
「チリから来ました」
と言われるような時代なのです。
ネット時代になり、弊社のやっていた直販システムは一気に加速し、
広まっていきました。
と・・・書くと、
「よかったですね、華硝さん」的な意見で終わってしまいますよね。
いやいや、ここでも問題がまた発生するのです。
多くの人に知ってもらうということは
多くの同業者にも知られる機会となった
ということです。
今までは亀戸の店舗の中に入らなければ知られなかったことも
ネット社会はオープン化。
シークレット部分がなくなりました。
そこで起きたことは
みんなが直販システムを行うようになってきた
ということでした。
(注:今でも完全な直販システムは弊社だけで、ほとんどが直販と委託の並列です。もしくは大手からのOEMです)
それに関しては
オープンなものなので全く問題はないのですが
サイトの文章をまったく真似をしてそのまま掲載されること
しおりをサイトに掲載していたら他の会社も全く同じものをつくったこと
似たデザインを作成し販売(見れば技術的に違うのですが)
同じ名前で商品を販売
うちの両親は無防備だったんですね。
全く守ることをしないまま、
新しいネット世界に狂喜して
もっともっと知ってもらいたい
もっともっといいものをつくりたい
その気持ちだけで進んでしまった結果、
起こりうる問題には防御しないままとなってしまいました。
真似や類似にどう対応するべきか?
考えなくてはなりませんでした。
*類似品や名前が似たものが多い「玉市松」ですが、もともとは「市松」からのアレンジなので
仕方ないと思いつつ、技術的な違いを伝えるしかないと方向転換。
玉市松の場合には類似品は「○」が丸くないです。よーく見ると四角のような○であったり
四隅の残りが同じでなかったりしています。
玉=○は大事にすべきポイントとして技術的をPRしていったところお客様のさらなる獲得になりました。